週末にあれもこれもやろうと思って巨大なタスクリストを作った経験はないでしょうか。
そしてそれをこなしきれずに不満足な気持ちで日曜の夜を迎えた経験はないでしょうか。
この記事は、毎週そんな経験をしている人向けに、少しでもストレス、不満足感を減らす考え方を紹介します。
参考にしてみてください。
考え方を先に紹介するとこちらです。
本当に大事なことを優先した、余裕のあるタスクリストを作る。
仮に本当に大事なことが終わらなかったとしても、元々限界があったのだと諦める。
私の経験談を交えて、この考え方について紹介したいと思います。
私の経験: ストレスフルな平日と不満足な休日なループ
まずは私の経験を紹介したいと思います。
週末の不満足感を減らす考え方だけ知りたい方はこの章は飛ばしてください。
要領が悪く計画を立てるのが苦手な一方で、効率的に休日を過ごしたいと考えている人には共感してもらえる経験かなと思ってます。
それでは行きます。
自分の時間が無い平日
私はサラリーマンなので、大半が仕事で埋め尽くされています。
その仕事は、好きなことでもなく、自分の得意なことでも有りません。
こんな訳で 仕事 = 自分のやりたくないこと と感じています。
そんなやりたくない仕事と日常のルーティンを除くと、平日の空き時間は朝と夜を合わせてもわずかしか残りません。
残業をした日は1時間も無いこともあります。
わずかに残った時間も思わぬハプニングで、気づけば0に、という日もあります。
そんな、ストレスが多く不満足な平日を終え、やっとの思いで週末を迎える日々です。
「週末こそは!」と思い、タスクリストを作成
やっとの思いで迎えた週末なので、やりたいことは沢山有ります。
ざっと以下のような感じです。
- どこか近くの観光地に行く
- 今度の友人との旅行の下調べをする
- 平日のために作り置きをする。まずは買い出しから。
- 仕事のために勉強をする
- 仕事を辞めやすいように、副業を始める
- トイレなどの水回りの掃除や部屋の掃除をする
本当はもっと具体的に、書いていたので項目じたいは10を余裕で超えていました。
時間を計算して、その日をフルで使った場合の時間を各タスクに割り振ったりもしていました。
限りある週末を最大限に有効活用したいという思いで毎週こんなリストを作成し、土曜の朝が始まるのでした。
終わらないタスクリスト
膨大なタスクリストも、何度かすべてこなせる日も有りました。
しかし、終わらない週末が大半でした。
それも終わらないタスクが1,2 個ではなく、半分程度という週末が大半。
そんな半端なタスクリストを抱えたまま、ストレスフルな平日が始まると思うと、
日曜の夜の気持ちは最悪でした。
「今週も満足な週末に出来なかった。また、この不満な気持ちを抱えたまま平日が始まるのか。。。」と。
こんなことの繰り返しでした。
諦めてから見えてきたもの
そこで、「限りある時間の使い方」という本を読んで、
どんなに効率的にこなしてもタスクリストのすべてをこなすことは出来ない、
自分の限界を認めて諦めることが肝心だ、
という事を知りました。
それから私は、週末のタスクリストを作る時点で諦めて項目を大幅に削り、
そして日曜の夜にこなせていないものがあっても諦めて、
出来たことを思い出して満足するというようにしました。
やりたかったことの大半が出来ていないという事実はあまり代わりませんが、おかげで前よりも週末に対して満足できるようになりました。
とは言うものの、まだ不満足な感情は残ってます。
それでも前よりは少し気が楽になっているし、徐々にこの考え方が馴染んでいっている気がしてます。
週末のストレスを減らす、タスク管理の考え方
一言で言えば、週末にできること限界を認めてそうそう諦める、という考え方です。
ここでは上記をもう少し掘り下げ、私なりの具体的な手順を紹介しようと思います。
限界があると諦めることから始める
平日に対する不満(やりたいことを出来ていない感)が大きい分、週末に対する希望は大きくなりがちだと思います。
私もあれもこれもやろうとして、実行不可能な量のタスクのリストが出来上がってました。
そうではなく
本当に大事なことを優先した、余裕のあるタスクリストを作る。
仮に本当に大事なことが終わらなかったとしても、元々限界があったのだと諦める。
という意識でタスクリストと向き合うのがおすすめです。
なぜなら、このように意識を持つと結果的に週末に満足しやすくなるからです。
まず、「本当に大事なこと」1個終わっている場合と「大事では無いこと」10個終わっている場合では、前者の方が満足度は高くなるはずです。
また、その日の最後にタスクリストの大半が終わっていないよりも、大半が終わっていた方が満足度は高いはずです。
なので、ギチギチのタスクリストよりも、終わらせるられる可能性が高い余裕のあるタスクリストの方が良いです。
そして、「本当に大事なこと」をだけをタスクリストに書いたとしてもそれらがその日に終わる保証は有りません。
元々終わるはずがなかった可能性も十分あります。
元々終わるはずがなかったものに対して
「終わらせられる可能性があったのに、自分の時間の使い方が悪かったせいで終わらなかった」
と思うよりも
「元々終わるはずはなかった。自分にとって今日できた分が限界だった。」
と認める方が自然で、不満も少なくなると思います。
このような訳で週末の満足度を上げるために、
本当に大事なことを優先した、余裕のあるタスクリストを作る。
仮に本当に大事なことが終わらなかったとしても、元々限界があったのだと諦める。
という意識でタスクリストに向き合うのがおすすめです。
私なりの具体的なタスク整理術
大体下記のような流れです。
- やること、やりたいことを書き出して置く。
- その日に「絶対したいこと」、「できればしたいこと」の順で10個以内でチェックボックスをつけていく。
- チェックボックスがついたものだけを別のシートに移す
- 最初に取り組みたいものにマーカーを入れ、取り掛かる。
- 終わったものにはチェックを入れる。
最初の書き出しに関しては、思いつくものを全部書いて良いと思います。
ずっと蓄積していれば、このステップをはすぐ終わります。
次に「その日に「絶対したいこと」、「できればしたいこと」の順で10個以内でチェックボックスをつけていく。」でその日にすることを限定します。
やるべきことはより厳選して出来るだけ少なくした方が、一つ一つにかけられる時間が長くなり達成可能性が高くなるので良いです。
次に「チェックボックスがついたものだけを別のシートに移す」で、その日にすることだけが目に入るようにします。
これをしないと、チェックボックスをつけていないタスク(その日する予定ではないタスク)に対しても手を出してしまうことがあります。
手を出さなくても、そのタスクについて考えて時間を取ってしまうことがあります。
これらを避けるために、「チェックボックスがついたものだけを別のシートに移す」が必要なのです。
次に「最初に取り組みたいものにマーカーを入れ、取り掛かる。」で、これから取り組むタスク1つに印をつけます。
これをすることで、今日するタスク複数の間で行ったり来たりするのを防げます。
タスク複数の間で行ったり来たりしてしまうと、時間だけではなく集中力も分散してしまい、結果的に1つのタスクを終えるのに時間がかかってしまいがちです。
時間が複数のタスクに分散すると、一定時間経ったのに完了したものが無いという事態になります。
こうなると、達成感やその後のモチベーションが下がりがちです。
達成感やモチベーションを下げないためにも、眼の前のタスク1つに集中して着実に終わらせる姿勢が大事なのです。
こういう訳で、「最初に取り組みたいものにマーカーを入れ、取り掛かる。」が必要なのです。
一つ終わったら、次に取り組むタスク1つにマーカーを入れ、取り組むようにしましょう。
最後に「終わったものにはチェックを入れる。」です。
これをすることで、1つ終わる事に視覚的にも達成感を味わえます。
また、最終的にほとんどにチェックが入ったリストを見ることで、その日に対する満足感も味わえると思います。
繰り返しになりますが最後に必要なのは、
仮に全部にチェックがつかなかったとしても自分を責めたり不満を感じたりせず、
元々限界があっとと諦めることです。
以上、試してみてください。
まとめ: 週末のストレスを減らすタスク管理の考え方
週末の満足度を上げるために
本当に大事なことを優先した、余裕のあるタスクリストを作る。
仮に本当に大事なことが終わらなかったとしても、元々限界があったのだと諦める。
という意識を持つのがおすすめです。
そこでタスクを削るための、私なりの方法を紹介しました。
参考になれば嬉しいです。
以上、「真面目さんにおすすめ。週末のストレスを減らすタスク管理の考え方。」でした。
それではまた!